〒326-0021 栃木県足利市山川町38-8

駐車場:有 3台

  日祝

9:00~18:00

×

※9時~

 15時

×

お気軽にお問合せ・ご相談ください

0284-22-7144

鍼灸施術の効果と作用

鍼灸施術は、全身にあるツボに髪の毛ほどの細い鍼を打ったり、お灸をすることで、身体の自然治癒力を引き出していきます。
 その刺激は胃腸や心臓といった各臓器や自律神経に作用し働きを調整します。
実際には詳細なメカニズムは解明されていませんが、これまでの長い歴史における臨床経験と現在進められている科学的研究に
よって、いくつもの効果が明らかになっております。2019年に改正された国際疾病分類には伝統医学の項目が新設され
今後、さらに積極的に治療や研究が行われていく方向にあります。まだ解明されていない鍼灸の効果も明らかになることが
期待されています。

血行促進作用(血液の流れを良くする)

通常、症状や疲労がおきているところは、血行が停滞しやすいなります。鍼灸でツボを刺激し、血行を良くすることで、傷ついたところの修復を促したり、老廃物や疲労物質を除去し、回復をはかります。
   
⇧〖美容鍼灸で期待されている作用です。〗                        
 
反対に、関節炎など患部に集まっている血液を動かすことで炎症を鎮めます。〖ぎっくり腰や寝違えなどの急性症状に期待している作用〗

免疫力の活性化作用(病気への抵抗力を高める)

近年の研究では鍼灸の施術後に細胞性免疫担当細胞とナチュラルキラー細胞(悪いウイルスや細菌をも記憶して見つけて排除する細胞)の活性を高める作用が確認されています。 これらの免疫作用は、がん細胞や細菌、ウイルスから体を守る働きをしています。バランスを取ることで、生体防御機能が高まり、身体全体の免疫機能を活性化させます。

生体機能調整作用(自律神経などを整える)

ストレスを感じると脳は感情の変化に合わせ、生体の内部環境を維持するために生体反応を起こします。体内で生じたインパルス(電気信号)とホルモン等(化学物質)の情報は自律神経や各臓器に伝わり、その機能や免疫系の働きを活性化したり、鎮めたりします。 その働きが何らかの理由で失調すると体に不調が出るため、鍼灸施術ではツボを刺激し、機能を正常に働くよう調整します。

鎮痛作用(痛みをおさえる)

鍼灸施術による神経への刺激は血行や水分代謝を促し、痛みや疲労の原因となる物質を老廃物として排泄する作用も持っています。
また、最近の研究では、鍼灸で身体のツボを刺激することで、中枢神経(脳と脊髄)の中に内因性オピオイド(鎮痛作用を持ったホルモン)が放出されることがわかっています。このホルモンが痛みをのうに伝える神経器官をブロックします。